この動画について
第一部は、講師に保証会社 株式会社Casa 札幌支店長 國光 猛氏 をお迎えし、『実録!本当にあった保証会社の体験記』と題して、家賃保証業界で15年以上働いてきた國光さんの経験談や実例などを、ドキュメンタリー形式でお話いただきました。
第87回北海道大家塾は、7月27日(土)に札幌駅最寄りの北農健保会館に会場を設け、会場セミナーに66名、You Tube ライブ(限定公開)同時配信によるWEBセミナーには72名の計138名が参加の中で開催されました。
第一部は、講師に保証会社 株式会社Casa 札幌支店長 國光 猛氏 をお迎えし、『実録!本当にあった保証会社の体験記』と題して、家賃保証業界で15年以上働いてきた國光さんの経験談や実例などを、ドキュメンタリー形式でお話いただきました。
第二部では、『やってはいけない融資で撃沈 不動産投資失敗談に笑い、学べ~不動産投資最新事情を分析~』というテーマで、株式会社タカプランニングジャパン代表取締役であり、登録者数1.4万人のYouTubeチャンネル「アユカワTV」パーソナリティーのアユカワ タカヲ氏にご登壇いただき、様々な失敗を重ねての教訓や、2024年夏以降の不動産市況・金融機関情報など、最新の不動産事情をお話していただきました。
サポートパートナーの企業紹介では、空室対策のスペシャリスト 満室プロジェクト株式会社さん・宅配ロッカーのパイオニア 株式会社フルタイムシステムさん、電気もガスも『光熱費』がオトクな北海道ガス株式会社さんの3社にご案内をしていただきました。
また、サポートパートナーブースにて、参加者様からの質問等にお答えいただきました。
【第一部】講師紹介
國光 猛 氏(Kunimitsu Takeshi)
株式会社Casa 札幌支店長 兼 顧客管理部部長
◯ 株式会社Casa
◯ 株式会社COMPASS
実録!本当にあった保証会社の体験記
「嘘でしょ?」というくらい、Casaには毎日のように人間ドラマが繰り広げられている
2007年に保証会社 株式会社Casaに入社して17年目となる國光 猛さん。
東京本社や神奈川・千葉で勤務した後、大阪支店長を経験し、現在は札幌支店長と札幌から福岡13拠点を統括する顧客管理部長を兼任し、忙しい日々を送っています。
第一部ではそんな國光さんが賃貸業界を舞台袖で見てきた実態や、保証会社の立場だからこそ話せる見解などをお話していただきました。
最初に家賃保証会社の基本的な仕組みについて
・家賃保証会社の系統
・独立系家賃保証会社と信販系保証会社の違い。メリット・デメリット。
・滞納立替・送金の流れ
についてお話いただきました。
保証会社には家賃滞納報告の期限があり、期限が過ぎた時点で保証終了になるため注意する必要があるそうです。
次に、完全ノンフィクションの実例を4件紹介いただきました。
ケース1
66歳 男性 年金受給
家賃滞納10ヶ月分 明渡初消費 残置物撤去+処分費用
ケース2
52歳 男性 派遣社員
家賃滞納5ヶ月分 残置物撤去+処分費用 孤独死保険付帯あり
ケース3
25歳 男性 生活保護
家賃滞納3ヶ月分 残置物撤去+処分費用 孤独死保険付帯あり
ケース4
30歳 女性
苦渋の決断で明渡訴訟
上記のケースは全て株式会社Casaにて 明渡まで対応・保証されました。
國光さんが何度も重要と強調したのは、督促の手法と免責事項について。
保証会社との契約書特約事項に
・ 賃借人の逮捕・勾留・死亡・破産などで保証が終了
・ 退去時に契約者の同意が取れない原状回復
などの記載があれば、保証が終了してしまう契約もあるので注意が必要です。
株式会社Casaは部屋に対する保証のため、退去明渡日まで漏れなく続きます。また、死亡や無断退室で同意書を取得できないケースが多いため、同意書不要で原状回復が可能。
更に家賃保証事業の他に、ひとり親をサポートする養育費保証事業も行っており、過去に食料支援などCasaのサポートにより、生活を立て直した方から
・協力してもらえらなければ「生きる意味」を見失っていた
・迷惑そうな態度ひとつせず寄り添うようように聞いてくれ、勇気づけてれた
などの多くの感謝の言葉が届き、社員のやりがいとなっているそうです。
相手の立場を理解し、「相手の立場、目線」で考えて行動するという事は、ビジネス以外にも重要だと考えます。感謝される喜びを感じられることで、また感謝されたいという強い気持ちが生まれ、より高い意識になり、行動が変わり、「やりがい」へと変わっていきます。
株式会社Casaの契約は現在約100万件ほど。
その中で、滞納は全国で8~9万件、札幌でも4000件ほど起きて、月100件以上死亡の報告されるのが現実。
会社により保証内容が大きく異なるということ・今後保証会社を選ぶ際にチェックすべきポイント・入居者の属性別に注意すべきこと・ライフラインのチェック方法など多くのことを学ぶことができました。
株式会社Casaの充実した保証内容やオーナー・入居者に寄り添った対応に心を打たれた参加者様も多かったようです。
塾長 原田の感想
國光さんのセミナーは、「大変勉強になった」と大好評でした!
66歳の年金受給者さんを、異臭がすると安否確認をすると、ゴミ屋敷で無断退去された話がありました。
こういった無断退去の場合、保証会社の免責事項で「退去時に契約者の同意が取れない原状回復」
があるケースがあります。
この免責事項があると・・・
夜逃げは原状回復できないんです。。。。
50代男性の孤独死の事案や自殺など様々な事案をお話しくださいました。
賃借人の死亡が判明したら、一方的に保証終了される場合もあります。。。
セミナーを聞くとCasaさんは、真剣に「保証」と向き合っていると感じました。
例えば建物明渡訴訟は、賃料未納3か月以上で「信頼関係の破壊」と「契約解除」に基づき
提訴することになります。
そこから1年以上の期間がかかる場合もありますし、明渡訴訟なんかやると、訴訟費用で50万円、残置物撤去で30万円、滞納家賃で12ヶ月分などがかかってきます。
それら全てが保証会社をつけていないと、賃貸人の負担となってしまいます。
更に保証極度画の罠も・・・・
まだまだお話したいことは沢山ありますが、是非動画をもう一度御覧くださいね!
開催記録
●日 時:2024年7月27(土) 13:30-18:00
●参加人数: 138名(会場参加:66名、WEB参加:72名)
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