この動画について
第二部では、『二代目社長が語る!小さな会社が半世紀生き残れた秘密。賃貸業のドミナント戦略』というテーマで、建設コンサルタント会社株式会社中央エンジニアなど2社の代表を努め、J-REC講師でもある上垣 直裕 氏ににご登壇いただき、事業継承・親族の相続トラブル・戸建て賃貸のメリット等、賃貸経営の成功に役立つお話をしていただきました。
第86回北海道大家塾は、5月25日(土)に札幌駅最寄りの北農建設会館に会場を設け、会場セミナーに78名、You Tube ライブ(限定公開)同時配信によるWEBセミナーには62名の計140名が参加の中で開催されました。
また、翌日5月26日(日)には帯広でもセミナーを開催し、32名の方にご参加いただきました。
第一部は、講師に管理会社満室プロジェクト株式会社 代表取締役であり、J-REC講師でもある上田 正人 氏をお迎えし、『令和新時代の「ガラガラ物件を満室にする為の10の掟」』と題して、空室になった時にどうやったらすぐに決まるか?どうしたら家賃UPや維持が出来るか?など、最新の「満室にする為の掟」をお話いただきました。
第二部では、『二代目社長が語る!小さな会社が半世紀生き残れた秘密。賃貸業のドミナント戦略』というテーマで、建設コンサルタント会社株式会社中央エンジニアなど2社の代表を努め、J-REC講師でもある上垣 直裕 氏ににご登壇いただき、事業継承・親族の相続トラブル・戸建て賃貸のメリット等、賃貸経営の成功に役立つお話をしていただきました。
更に『大迷惑な放置車両 トラブルにならない撤去の進め方』というテーマで、有限会社フリークス 代表取締役 清水徹氏によるミニセミナーも行いました。
25年間自動車の修理工場を経営している中、何度も放置車両の撤去や搬送に関わってきた経験から、オーナーを困らせる放置車両の撤去方法についてわかりやすく教えていただきました。
サポートパートナーの企業紹介では、新しく北海道大家塾 サポートパートナーに加入いただいた、大家のエアコンマンこと株式会社Loarさんにご挨拶をしていだだいた後に、満室プロジェクト株式会社さんに空室PR用のPOPや周辺マップのご案内をしていただきました。
また、サポートパートナーブースにて、参加者様からの質問等にお答えいただきました。
【第二部】講師紹介
上垣 直裕氏(Uegaki Naohiro )
株式会社中央エンジニア 代表取締役社長
有限会社測研システム 代表取締役
J-REC認定不動産コンサルタント
◯ J-REC講師紹介
二代目社長が語る!
小さな会社が半世紀生き残れた秘密。賃貸業のドミナント戦略
北海道大家塾に初登壇していただいた上垣 直裕さんは、現在帯広市で土木設計や測量調査を行う株式会社中央エンジニアと、不動産賃貸業や管理を行う有限会社測研システム2社の代表を努めています。
不動産に興味はなく、「親の会社は継がない」と大学を卒業後ゼネコン会社に就職しましたが、親族が所有している部屋の空室対策としてレトロな花柄のクッションフロアを変えてみたり、駐車場の台数を減らして区画を変えたところ空室が減り、それが面白くて賃貸経営に興味を持ち始めた。「もっとやってみたいな」と思った。
冒頭の自己紹介でそうお話された上垣さんは、両親に「会社に戻ってきてもらえないか」と言われ、36歳で株式会社中央エンジニアに入社しました。
タイトルにある「ドミナント戦略」とは特定のエリアに集中して出店し、その地域での競争優位性を確保する戦略のこと。
・土地の特性を理解し、巡回しやすい
・認知度の向上
・取引業者知っているのでコストが下げられる
メリットを感じた上垣さんは帯広を中心に増やしていこうと決めました。
不動産賃貸は自由度があって、反響がすぐ見える。
賃貸業をやってる方が楽しい。
と感じながら、日々奮闘している上垣さんから以下の不動産経営に欠かせないポイントをご教授いただきました。
・レスポンス、連絡しやすい環境を整える
・対等でWinWinな関係
・情報の出し惜しみをしない
・異業種の会などで色々な人と交流を持つ
更に一族で帯広市内を中心に戸建48棟を運営している経験から、戸建てについて
◯長期入居が見込める
◯入居付けがしやすい
◯管理の手間がかからない
◯立地に左右されにくい
などのメリットと、
■収益性が低い
■空室リスクが高い
■節税効果が小さい
などのデメリットも解説していただきました。
その他にも相続トラブルや株の事業継承、更に建設コンサルタントの仕事内容や土地の越境、凍土対策等オーナーさんに役立つ専門的なお話をたくさん聞くことができました。
賃貸経営も会社経営も継承対策も計画性を持って行うことがえ大事だと思っています。
そのためにはスキルや知識を高めたり、信頼のおける仲間を増やす、健全経営で儲けて将来に備えるのが非常に大事です。
様々な事業を行いながら、親族間の相続トラブルも乗り越えてきた上垣さんからのアドバイスは、今後の賃貸経営を行う上で大変役に立ちそうです。
塾長 原田の感想
上垣さんは初めてこういった事を人前でお話するという事で、資料をまとめるだけでも大変だったと思います。
ちょっと時間が足りなかったかと思いますが、興味深いお話ばかりでしたね。
最初は、母親、兄弟など所有してる人それぞれに管理会社から連絡が来て、やり取りしていましたが、それを上垣さんに集約してから、物事がうまく運ぶようになったそうです。
気がついたら約300室の窓口を上垣さんがやるようになってます。
これは、もう小さな管理会社の規模であり、まとめてやる事によって、スケールメリットが出てくるのです。
皆様の中にも親族の物件をまとめると、かなりの数になるオーナーもいると思いますので、是非真似したらいいと思いました。
その他、相続のお話や建設コンサルタントのお仕事など盛りだくさんでしたね。
特に地主系大家さん、二代目大家さんには聞いて欲しい内容でした!
開催記録
●日 時:2024年5月25(土) 13:30-18:00
●参加人数: 140名(会場参加:78名、WEB参加:62名)
まだコメントはありません。