この動画について
第一部では株式会社SIRE 代表取締役 木津雄二氏を講師としてお招きし、木津氏自身が開発した大家さんが自ら物件情報をポータルサイトに掲載できるサービス「ECHOES(エコーズ)」を通じ、1年で2000室を超える空室のポータル掲載を行なってきたデータを紐解きながら、『決まりやすい募集活動とは何なのか』を数字やデータ、具体例をもとにお話いただきました。
第71回北海道大家塾は、札幌駅最寄りの北農健保会館に会場を設け、コロナ感染拡大防止対策を行なった会場セミナーには47名、You Tube ライブ(限定公開)の同時配信によるWEBセミナーには55名の計102名が参加の中で開催されました。
第一部では株式会社SIRE 代表取締役 木津雄二氏を講師としてお招きし、木津氏自身が開発した大家さんが自ら物件情報をポータルサイトに掲載できるサービス「ECHOES(エコーズ)」を通じ、1年で2000室を超える空室のポータル掲載を行なってきたデータを紐解きながら、『決まりやすい募集活動とは何なのか』を数字やデータ、具体例をもとにお話いただきました。
第二部は株式会社朝日リビング 女子力企画室のプランナーである野﨑 千歳氏にご登壇いただきました。
最初に株式会社朝日リビング札幌支店の代表・米井哲也氏にリフォーム売上ランキング「賃貸部門」で5年連続一位となった自社の企業紹介と同社リフォームの大きな特徴である『建物診断』についてご説明いただいた後、野﨑さんにプランナーとしてこれまで関わった事例を交え、「住みたい!住み続けたい!お部屋と思われるためのリノベーション手法」についてお話いただきました。
サポートパートナーの企業紹介は、
・「北ガスの電気お申込みで5か月分基本料金が無料キャンペーン」「太陽光電力の買取も北ガスを!」のご案内となった北海道ガス株式会社さん
・「フルタイムロッカーでヤフオク・PayPayフリマ発送ができる!」という宅配ボックスの新しいサービスをご紹介された株式会社フルタイムシステムさん
・「クレジットカードでの納税でマイルもたまる!初年度入会金無料キャンペーン」の株式会社クレディセゾン北海道支社さん
の3社に会場で紹介PRをしていただきました。
サポートパートナーブースは株式会社朝日リビングさん・北海道ガス株式会社さんにお願いしました。
また、今回もブースの横にはサポートパートナー企業のチラシを並べて、来場者の方に自由にチラシを見ていただいたり、お持ち帰り出来るようにしました。
【第一部】
講師紹介
木津 雄二(Kizu Yuuji)
株式会社SIRE(サイアー) 代表取締役
○ ECHOES(エコーズ)
2006年 株式会社リクルートコスモス入社
マンションデベロッパー開発用地の仕入れ(大阪・京都)、新築戸建の販売(東京)に従事
2010年 賃貸管理会社へ転職
収益用不動産の物件管理に従事
2013年 株式会社リクルート住まいカンパニー(SUUMO)へ転職
注文住宅領域の広告営業に従事(大手ハウスメーカー担当)
2016年 事業開発室へ異動(賃貸領域の新規事業開発企画)
2018年 株式会社SIREを創業
不動産仲介店舗の経営
2020年 賃貸オーナー向けオンライン募集サービス「ECHOES(エコーズ)」をリリース
講師からのコメント
空室の募集は管理会社さんの仕事と割り切って任せきりにしていませんか?
大手ポータルサイトに自分の物件がどのように載っているかご存知でしょうか?
もしかしたら、あるサイトには載っていないかもしれません。
空室の募集は、大家さん自らが主体的に行う時代になってきています。
ぜひご一緒にSUUMOやHOMES、at homeなどのポータルサイトの攻略法を学んで、来る繁忙期に満室を目指しましょう♪
『繁忙期前必見!数字や具体例で見る。決まる物件、決まらない物件』
~大家さんが自らできるポータブルサイトの活用のコツ!~
「北海道は問い合わせ率、内見率は低いが、内見した後の成約率が高いのが特徴です。たとえば、「雪が降ると内見が面倒だ」などと、入居希望者は思いやすのかもしれません」
「この点は客観的に見て「広告の見せ方に課題がある」と思います。『物件の良さを伝えきれていない』など、広告の表現に工夫の余地がありそうです」
2020年12月15日にリリースし、全国で2000室を超える空室のポータル掲載を行なってきた賃貸オーナー向け募集支援サービス『ECHOES(エコーズ)』。
〇これまで不動産会社からの入稿でしか掲載できなかった「SUUMO」などの大手ポータルサイトへ、賃貸オーナーが直接入稿できる。また、掲載後の反響状況も、より具体的に把握することができる。
〇入稿する掲載情報も、賃貸オーナーが簡単に作ることが可能に。
〇自主管理物件、管理委託物件のどちらにも対応可能。
○問い合わせがあった場合はECHOES(エコーズ)の提携会社が内見会から重要事項説明まで行い、サポート。※ただし物件の管理業務や元付業務は行わない。
など、画期的なサービス内容に、リリース後は全国で大きな反響を呼びました。
北海道では札幌市を中心に掲載を行なっているそうですが、「特に北海道は、東日本エリアでも積極的にご利用いただいています」とのことでした。
そして今回2021年2月から7月の期間を集計した結果、ECHOES(エコーズ)を通じた物件情報の掲載で、
以下のような効果がより具体的に見えてきたそうです。
・実際にECHOES(エコーズ)で決まる物件で、成約が決まるまでの期間はどのぐらい?
① 2週間以内で20%、約1か月以内で決まる物件は約50%、
② 2か月以内で約80%
③ 3か月程度で決まる物件は、ほぼ成約がまとまる
「だから、ポータルサイトから物件情報の掲載を早く落としてしまうのは逆にもったいないです」
「まずECHOES(エコーズ)だけで2週間、募集してみるという方法はオススメです!」
・ECHOES(エコーズ)を通じた掲載の結果、物件の成約数は 実際どのぐらい決まるのか?
① 問い合わせが入る物件は約6割
② 問い合わせが入る物件のうち約6割には内見が入る
③ 内見が入れば、約4割が成約する
― 仮に掲載数を100件とすると、その中で12件は成約になる
「エコーズは、あくまで単なるツールです。成約は商品となる「お部屋がどうか?」に左右されるため、『出せば決まる』という魔法ではありません」
「ただし、掲載した場合の反響率は160%という数字が出ています。100件掲載したら160件のお問い合わせが来る。仲介会社が20%の反響率のため、驚異的な数字になっています」
「1物件に対し、2~3件のお問い合わせが来る。ただし、決まるのは12%という結果です。築浅物件よりも築古物件の効果が高い傾向です」
また、セミナーの後半では、これまでの掲載実績や反響のデータから、
『入居者が決まりやすい募集活動には、どんなポイントがあるか』
『もし広告の表現に工夫の余地があるなら、どう頑張るか?』ということもお話いただきました。
ECHOES(エコーズ)から毎週送られる「反響情報」をもとに、ポータルサイト掲載の反響を測定するポイントが
・検索ヒット数
・詳細ページ閲覧数
・問い合わせボタン押下数(押された数)です。
成約につながるためには、
〇一覧ページは週500回、詳細ページは週50回の閲覧と週0.5件の問い合わせ数が目安
〇成約する物件の70%は、画像を16枚入稿している
― 画像のカテゴリー(写真の種類の多さ)も入居希望者が物件情報で重視するポイント
― 写真の数より種類を入居希望者が重視する
― 間取り、外観、リビング、キッチン、お風呂の写真をSUUMOは特に重視・評価
〇ポータルサイトには掲載された情報の充実度を、項目別に評価する「評点」がある
― 物件の写真、周辺環境の写真やキャッチコピー、コメントが入力されている など
― 大家さんが特に力を入れた設備の紹介は、キャッチコピーでもしっかり紹介すべき
〇写真の質も、重要
― 部屋全体が映っている、収納も棚の数や収納スペースの大きさが分かる
ー 照明やエアコンも入れる など
「いざ空室が出た時、すばやくポータルサイトへ情報公開できるように満室時から物件情報の登録は先に進めておきましょう」
「これだけダイレクトに大家さんへ反響が返ってくるのもECHOES(エコーズ)だけです。もしパソコンを開いて不安になったら、すぐ電話してください。一緒にに操作しますのでまずは2週間、ECHOES(エコーズ)だけでテストし、掲載情報も改善した上で広く公開しましょう」
今年7月にはご利用オーナー数が1,600人を突破。
8月のわずか10日間での獲得反響数が前月7月の同期間と比較したところ、【158%】という実績を獲得した「ECHOES(エコーズ)」。
今回の木津さんのお話は、
・「満室経営の達成や維持」をするためにも、『入居希望者が知りたい!と思う物件情報は何か?』を自分の物件に当てはめ、掲載情報の内容を充実させる
・繁忙期を迎える前から、「事前に準備や検証を行なうこと」が入居者を獲得し、賃貸経営を左右する
・内見会の終了後、案内した候補者からのコメントからも
1. 入居者ターゲットの把握
2. 広告改善
3. 内見会の方法改善
4. 募集条件の改善
5. 物件自体の改善
など、たくさんの示唆やヒントが得られるため、改善に活かす。
といった、ポータルサイトへの掲載や広告をきっかけに、「募集活動で考えるべき重要なポイント」を多くの根拠にもとづいて学び直す、貴重な機会となりました。
塾長 原田の感想
ECHOESのお話は、大変勉強になりましたね。
日本の大家さんの募集活動を大きく変えるこのECHOES。
ツールとしてしっかりと活用できるようになると後々大きな力に絶対になるはずです。
リリースから一年が経ち、SUUMO掲載の他LIFULL HOME'Sの掲載ができるようになり業者間流通ではRAINSの他にATBBやリアプロにも掲載できるようになりました。
ここまで出来るようになると大家さん自身が、仲介店や管理会社無しに客付けをコントロール出来るようになります。
またECHOESのお話だけではなく、ポータルサイトに掲載する写真の質や契約条件などの書き方のコツなどもお話してくださいました。
木津さんからは「オーナーの物件をなんとか決めたい!」という気持ちが非常に伝わって来たセミナーでした。
開催記録
●日 時:2021年11月27日(土)
13:30-18:00
●参加人数: 102名(会場参加:47名、WEB参加:55名)
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